世界一周回想記2020 -11年前の良い意味で頭おかしい自分へ-

24歳のときに世界一周しながら書いていたブログを引用し、そのとき書ききれなかったことや現在改めて読んだ感想を辛口で書いていきます。現在35歳で外国人観光客のガイド兼カメラマンです。

世界一周回想記44 ネパール編

久しぶりに所用で京都に行ってきました。いつも外国人観光客でババ混みの人気スポット伏見稲荷大社に行ったのですが、ほとんど人がいない空っぽ状態で写真撮りたい放題でした。数人日本人観光客(みんな関西弁)が訪れていましたが、本当に今日本を観光するのには良いタイミングかもわかりませんね。もちろんまだ安心はできないので程々にですが。

 

第24歩 聖域突入

更新できずにすんまそん!!!


いやぁーーー


ヒマラヤやばかった!!!!


やっぱヒマラヤでしたわ!!!!



もう書くこと多すぎてどないしよかなーゆうて。


とにかく久しぶりのブログ更新なので気合い入れて書きます。


でもめっちゃ蚊多いわここ。


長くなりそうなので気合い入れて読んでね!!!



改めて言わせてください。


世界のヒマラヤ山脈登山。


いってきました。



前回のブログでも書いたんですけど友達の直道と二人です。


準備が全然できてなかった僕たちは、


ホテルの近くにいっぱいあるアウトドア登山グッズ専門店で色々レンタルしました。


寝袋。


ジャケット。


リュック。


この3点をレンタル。


1週間レンタルです。


TSUTAYAみたいなノリでガチンコ登山グッズ借りました。



さらに山はめっちゃご飯が高いらしいので食料も結構大量に購入していきました。


レッドブル2本。


バナナ。


フルーツグラノーラ


クロワッサン。


など。


あとの持ち物は


着替えとケガの時用のグッズ。


オカンが持たせてくれたレインコート。


日記帳。


履きなれた靴。


登りきるという心意気。


以上をバックパックに詰め込んで前日は終わり。




そして登山当日。


1日目。



朝6時ぐらいに起きて山まで行く。


タクシー代高い。



ほんで9時ぐらいに登山STARTポイント到着。


とりあえずテンションだけで登れる気がする僕たち。

 


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いざ!!!


ヒマラヤの山へ!!!!




最初は軽快に楽しんで歩きました。

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このテンション1時間もたん。


登り道になったら本気でしんどい。


体力のなさ痛感しつつ気合いだけで登る。


階段はほんまにしんどすぎて重い荷物がさらに重く感じます。


5分に1回休憩するスピードで登りました。



目的地に着いた瞬間ヘタレの日本人2人は瀕死状態丸出し。


半べそでホテルにチェックインしました。


腹減りまくっていたので早速宿の食卓で焼きそばを注文。


出てくるのに30分。


出てきた焼きそばカレー味。


切れかけ5秒前。


しかも夜めっちゃ寒い。


途中で雨降ってきたまま歩いてたから余計に。


ベッド入っても寒い。


こうなったら初日から寝袋使うしかない。


よし。


寝袋イン。


・・・・・・。


・・・・寒すぎる。


ちょ直道ブランケットかけて。


寝袋と布団。


どんだけ寒いねん。


って突っ込まれながらもこれで寝る。

 

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ちなみに直道は軽装に布団のみ。


俺はこの時点でポカラに帰りたい。


そう思っていました。



1日目終了。


8時ぐらいに寝ました。


この日は標高1900Mぐらいまで行きました。


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2日目。


5時半過ぎに起きて朝ごはん。


フルーツグラノーラをそのままムシャムシャ食べる戦友直道。


俺は持ってきたバナナを食しました。


この日は朝7時過ぎから目的地目指して歩きました。


目的地の標高は出発地点と変わらないところ。


それは一回下まで山下ってそっからまた同じ高さまで上がる。


精神的にダメージでかすぎるコースです。


このコース最大の難関、標高一気に400M上がる登り道。


泣きそうになりながらも気合いと根性のみでゴールイン。


初日とは違い疲れてたけど倒れるほどではなかった。

 

初日はipod聞いてたけど音楽なんかどうでもいいぐらいしんどかった。

 

でもこの日からTERIYAKI BOYZが励ましてくれました。

 

音楽を味方にすることができた。

 

レベルアップ。


更にこの日から仲間が1人増えました。


日本から来て一人でトレッキング。


こうへい兄やん。


パーティーが3人編成になりました。


さらにステッキの代わりに竹の棒GET。


宿でテンション上がって直道と振り回して遊びました。

 

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白人にウケてたので調子こいて回しまくってたら頭強打しました。


白人爆笑してました。


満足。


そんな2日目。



登山3日目。


標高2600M地点まで登る。


3人でひたすら歩く。

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この日、右肩に爆弾を抱えました。


そしてついにほぼ雲の高さまで来ました。

 

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リアル風の谷のナウシカ

 

メーヴェを持ってきて!!!!


ちなみにこの汚い上下のナイロンはレインコートです。


全く水をはじかず、ガッツリ肌が冷たくなる衣類です。


この日の夜は天体観測。


めっちゃ星見えて感動。


流れ星も何回も見た。


自然最高。


そんな3日目。

 



登山4日目。

 

右肩の爆弾、火薬がMAXになる。

 

導火線に火がつきそうな気がしたのですが、

 

フェイタスという名の爆弾処理班がじわじわ優しく爆弾を排除してくれました。


この日はこのトレッキングの頂上であるとこの1個手前のポイントまで行く。


標高3800M。


一気に標高1300M上げる。


高山病がマジで怖い。


深呼吸を意識して3000M以上の高さ歩きました。


雲突き抜けたいけど全然無理。


雲の中を歩きまくる。

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ほんで昼過ぎに雨の中頂上の手前に到着。


明日は頂上。


そんな4日目。





かと思いきや。


雨マシなったからもう頂上までいってしまおう!!!


なテンションで頂上へ。


雨の中ひたすら歩きまくる。


雪の上を深呼吸しながら。


雲で視界悪い。


この時点でもう3人歩くスピードが違うのでバラバラ。


後ろ振り返っても雲で何も見えない。


道ミスったら確実に死ぬ。


凍えそうな気温。


全く役に立たないレインコート。


寒さと雪で手がおかしい。


聞こえるのは雪の上を歩く足音と


深呼吸している自分の呼吸の音だけ。


山との戦い。


山は手加減なし。




精神的におかしくなりそうになりながらもついに!!!!!!

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標高4130Mのゴールじゃあぁぁぁぁーーー!!!!!!


うぉらあああぁぁぁーーーーー!!!!!!


富士山越えーーーーーーー!!!!!!!


一人でセルフで撮影。

 



ちょっと待ってチーム全員で雄たけび。


マジうれしい。


テンションハイ。

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このとき服はロンTにレインコート上下です。

 

後々気温を聞いたら0度でした。

 

体感温度は確実に氷点下いってました。

 

雪と雨でびしょびしょ。

 

やばいぐらい厳しい状況やったけどゴールできた。

 

 


やりきりました。


マジでやりきった。


人間やればなんでもできる。


証明できるエピソードGET。


諦めずに1歩前に進むのである。


そうすればゴールは絶対来る。


人生も同じである。


学びました。




ほんでその日はゆっくりして宿にいてたネパーリーと絡んで

 

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おやすみなさいヒマラヤ山脈

 

 

 

次の日の朝。5日目。

 

朝は晴れてることが多いので山がきれいに見える。

 

運がよければ。

 

とゆうことで朝1起きました。

 

頭痛でした。

 

夜中5回ぐらい起きました。

 

頭痛で。

 

完全なる高山病。

 

やばい。

 

早く降りたい。

 

でも山が待っている。

 

写真撮りまくろ!!!!!

 

 

って外出たら山だらけ!!!

 

運よすぎ!!!

 

晴れすぎ!!!




クソ寒いけど

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ヒマラヤ感じます。

 

 

 

標高4000M以上でバレーする地元民。

 

すごすぎ。


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画になるやろーーー!!!!

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カメラ小僧並みに写真撮りました。

 

これのために充電あんまり使わんかったのです。

 

 

山きれいすぎ。

 

でもそれ以上に頭痛すぎ。

 

早く山下りたい。

 

 

行きましょう!!!!!

 

 

つーことで4000Mから下山開始。

 

昨日は雪と雲で視界が悪かった道。

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この雪の中を歩き続けます。

 

こんなんはまだ全然余裕な方で死を感じるDEATH POINTはもっとあります。

 

激流の川を石の上ぴょんぴょん跳んで進む。

 

もし滑ったら激流に飲まれてTHE END。

 

北島康介でも絶対死にます。

 

 

 

でも一番ビビったのはここ。

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雪の斜面。

 

ちょっとグレーがかってるとこ(足1つ分の幅)を歩いて向こうまで行く。

 

でもよく見て。

 

途中穴開いてるの見えますか?

 

雪が溶けて人間の重さに耐え切れずに崩れるのです。

 

マジ怖い。

 

でもそれに気づいてなかったこの直道君。

 

この写真の2分後。

 

足場崩れて右足ズボって雪の下いきました。

 

マジあせった。

 

雪の下は川。

 

体全体落ちたら流されて死ぬ。

 

目の前で雪に足突っ込む姿を見た僕はビビりまくって進めませんでした。

 

リアルに足ガクガクなってました。

 

滑りまくる雪の上を歩くのはマジでもう嫌。

 

怖すぎました。

 

 

 

他はもののけ姫シシ神様の森全開の道歩いたりとか。

 

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途中温泉あるとこで休憩したり。

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山でボロボロになった筋肉やら何やらを癒してくれました。

 

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ほんで下りは2泊して合計6泊7日で帰ってきました。

 

マジでしんどすぎたけどやって良かった。

 

登山とかしたことなかったし、毎日朝から昼過ぎまで歩いてるから体力ついた。

 

それ以上に自分の体力のなさにも改めて気付いた。

 

しんどい思いもしたけど、それなりにやっぱ頑張ったらなんでもできるってゆう事実。

 

精神的にも強くなった気がした。

 

誰もが経験できることじゃないヒマラヤ山脈登山。

 

また1つ自分の中で変化を与えてくれました。

 

 

 

 

そういや山の上なんか人間が行ったらアカンのんちゃうか。ってこうへい兄やんがゆってました。

 

だから高山病とかなるんちゃうかーって。

 

それ聞いたときサブイボ出た。

 

3000M以上の山とか人間が踏み込んではいけない聖域。

 

サンクチュアリ

 

そんな雰囲気は確実にあった。

 

見たことないぐらい青い鳥とか。

 

高山に咲く花。

 

毛もくじゃらの草。

 

ほんまに違う世界。

 

空気も全然違う。

 

とりあえず行ってよかったです。

 

体験しなわからん空気。

 

 

もっとおもろいこともいっぱいあった。

 

直道なんか靴コンバース

 

日本で一番薄い素材でできた靴でしょう。

 

これで雪も川も渡ってた。

 

伝説。

 

更に右足に爆弾かかえたまま登山終了。

 

 

 

途中の民家で日本語で下ネタワード連発するネパール人のおばちゃん。

 

品のかけらもなかった。

 

 

 

途中で宿の親父に高山病対策のクソまずい実もらった。

 

その瞬間こうへい兄やん20粒一気飲み。

 

高山病予防やのにすでに顔色悪くなってた。

 

爆笑。

 

本人笑えてなかった。

 

 

人間でもしんどい登山。

 

それをこなすトレッキング犬発見。

 

標高4000M上る犬。

 

最強。

 

有名らしい。

 

ハチ公とどっちがすごいやろ。

 

とりあえず濃かった1週間でした。

 

 

 

今日はちょっとゆっくりして次は国立公園で野生動物拝んできます。

 

また日記はすぐ更新できると思うので!!!!

 

 

松本結婚に驚きを隠せません。

 

ガキ使いのドッキリですか?


35歳の自分より
この経験は今でも誇れる経験ですね。本当辛かったとは思いますが、今では辛さよりもやったった感の記憶しかありません。そして帰り道の写真の景色がえげつないぐらい美しいです。こんなところをよく歩いて登ったなと今思うと本当にナイスガッツ。あのこうへい兄やんは元気してらっしゃるのでしょうか。良い人でした。なおみちはただのアホでした。
以上です。