世界一周回想記2020 -11年前の良い意味で頭おかしい自分へ-

24歳のときに世界一周しながら書いていたブログを引用し、そのとき書ききれなかったことや現在改めて読んだ感想を辛口で書いていきます。現在35歳で外国人観光客のガイド兼カメラマンです。

世界一周回想記48 インド編

安室奈美恵をまだまだ聞いてます。ずっと聞いてるから飽きるかな思たけど、まだ全然味します。最近発掘した名曲「Get Myself Back」という曲が良すぎます。「大丈夫。全部うまくいく」的な歌詞が沁みます。誰もが好きな安室ちゃん。

 

 第29歩 決死の国境越え

ナマステナマステーーー。

 

インドに帰還。

 

ネパールの首都から1日かけて国境まで。

 

次の日の朝からバスでインドバラナシまで。

 

2日間でものバス移動っす。

 

 

 

1日目はネパール。

 

国境までバスで朝から夕方まで。

 

別に普通にバス生活。

 

暑い。

 

ただただ暑い。

 

それと砂埃。

 

ヒゲ触っただけで手が黒くなるぐらい汚い。

 

ほんで国境の手前でバスは止まって、そっから国境の町までジープで移動。

 

ジープってゆうかでかいバス。

 

大阪市赤バスみたいな。

 

それよりでかいかな?

 

荷物持ってた俺はバックを車の上に乗せようとしてました。

 

ほんならバスのやつが

 

お前ももう上乗れば?

 

ってゆってきた。

 

 

えっ?いいん!!??

 

俺上ではっちゃけまっせ??

 

いいんすか!?

 

 

余裕のOK出たのでバスの上に乗車。

 

下界を見下ろすバスの上。

 

テンションまじ上がった。

 

風を直で感じる。

 

気持ちよすぎる。

 

落ちていく夕日を横目にバスは走った。

f:id:hasbeen11years:20200609113036j:plain

 

調子乗りの俺は走ってるリキシャー(タクシーのチャリ版)の親父とかに手振ったり、

 

地元の子供とかに手振ったりして

 

ナマステーー!!!

 

とか言いながら春の交通安全運動の芸能人ばりに愛想振りまいてた。

 

ネパール。

 

最高。

f:id:hasbeen11years:20200609113043j:plain

 

ほんでバス降りてネパール入国するときに知り合ったおっさんのホテルに向かいました。

 

その親父はもうすでにバスの上でテンションハイな俺を目撃したらしくホテルの前にいました。

 

3週間ぶりぐらいの再会。

 

親父ーーーーー!!!!!!

 

嬉しすぎた再会。

 

癒し系の親父。

 

 

部屋はめっちゃ汚くて暑すぎて夜中ムシ発生して寝ることができない。

 

それでいて150Rも取られたけど全然OK。

 

ネパール最後の夜。

 

親父とネパール語の勉強して就寝。

 

ちょっとネパール語聞き取れた自分にびっくり。

 

もちろん私の名前は・・・ぐらいのめっちゃ簡単な文章やけど。

 

 

 

次の日。

 

いざインドへ。

 

親父との別れに寂しさを感じながら国境を越えてインド入り。

 

事件はここから始まった。

 

 

パスポートにハンコ押してもらって、その男の人にバラナシまで行くバスの値段を聞いた。

 

直通ではないけど260ルピーぐらいあったらいける。

 

もし他に荷物のチャージ料とかゆわれても払わないでいい。

 

260ルピーだけでいけるはず。

 

無駄な金は払うなよ。

 

って忠告受けました。

 

 

ありがとう優しいイミグレーションの兄さん!!!!

 

 

ほんでネパール気分の僕はナマステーとか愛想よくインド人に挨拶してバス乗り場まで行きました。

 

バスのチケットをどこで買ったらいいのかわからなかったので、インド人にバラナシってゆうと連れて行かれた旅行会社まで行きました。

 

ほんでダイレクトでバラナシまで帰れるバスが400ルピーである。

 

とゆわれたので悩んだ結果それにしました。

 

早く帰りたかったのです。

 

 

ほんでバスが来るのを待ち、旅行会社のインド人二人に連れられてバスに乗り込みました。

 

 

お前の席はここやから。

 

 

バス後部座席に案内されました。

 

僕はまぁ別にえっか。

 

と思って座りました。

 

でかいバスに車内には運転席の横らへんにインド人の学生。

 

と旅行会社のインド人二人。

 

でかくてゴツいやつ(インド人A)とそいつより偉そうでちっちゃめのやつ(インド人B)

 

と俺の4人。

 

 

席に座ったらインドAが

 

 

エキスプレスバスやからエキスプレス代金払え。

 

 

ってわけのわからんことをぬかしてきました。

 

イミグレーションでゆわれた通り、払う必要がないとわかっていたので

 

 

俺「払わない。俺は払う必要がないの知ってる。」

 

 

インド人A「いや、払わないといけない。問題になるぞ。」

 

 

俺「いやいや払うわけないやん。つかなんぼなん?」

 

 

インドA「800ルピー。」

 

 

俺「ふざけんな。払うかボケ!!!!」

 

 

いつも通り、ぼったくられそうになったときはブチギレモード入ります。

 

セオリー通り今回もキレました。

 

 

これで向こう引くやろ。

 

と思ってたのが間違いで

 

 

インドA「お前金出せやコラ!!」

 

 

挑発してしまいました。

 

 

(えええええええめっちゃキレるやん。待て待て。こんなハズじゃなかったぞ・・・!!!とりあえずビビったら負け。強気!強気だ!!!まなぶ!!!)

 

 

俺「はぁぁぁ!!!??お前に払う金なんかあるか!!!調子のんなよボケコラァァ!!!!!」

 

 

このへんからもう日本語でシャウトです。

 

 

俺「つかこのバスエクスプレスちゃうやろ!!」

 

 

僕はバス前方に座ってた学生に

 

「これエキスプレスじゃんないやんな!!??」

 

と聞きました。

 

 

学生は

 

「これは・・・違うよ。普通のバスだよ。」

 

と正直に答えました。

 

 

するとインド人Aは学生のところに行ってブチキレ。

 

殴ろうとしだしました。

 

 

(ああああああこれはアカンわ。ごめん学生よ。ちょどうにかしよ。とりあえずやばい。こいつイカれてる。怖すぎる。)

 

 

俺「はいはいわかったわかったエキスプレスでもなんでもええわ。とりあえず俺前の席いくから」

 

怖すぎたのでいつでも助け求められるように前方に移りました。

 

この時点でガクガクにビビってた。

 

 

でも金払うのはイヤ。

 

断固拒否。

 

 

またでっかい声で言い合いしまくって、

 

「なんでお前に金払わなアカンねんどつきまわすぞボケがぁぁぁ!!!!!」

 

とかゆうてたら

 

最終的に

 

インドA「Fight?」

 

とか言いながら手をポキポキしだしたのです。

 

 

(うそーーーーーーーん!!!!待て待て!!ストリートファイターやん!!無理無理!!ケンカ12級の俺やで!無理やって!スト2とかのゲームやったら絶対勝てるのに!!とゆうことは俺日本代表やからリュウか!波動拳!!!って無理ーー!!あーーーめっちゃ怖い!!つか俺どっちかゆうたらチュンリー使いやし!!スピニングバードキック!!あかん!全然おもんない!!でもこれめっちゃ日記のネタなりそう!!!とかゆうてる場合ちゃうってマジ!!!どうしよーー!!!!)

 

 

 

 

「No」

 

 

拒否。

 

ケンカはさすがに拒否。

 

でかいゴリラのちっちゃい版みたいなインド人に勝てる気しません。

 

 

それでもまだ金払わない俺。

 

また言い合い。

 

インド切れる。

 

俺弱る。

 

でも外面は強気。

 

 

このとき運転手とか乗ってきたけど全員このクソインド人Aによって降ろされました。

 

こいつとの決着がついてからじゃないとバスは出発させへんぞ!!!

 

ってでかい声で運転手とか学生を威嚇してました。

 

 

(うわわあわっわわーーーー!!!ついに俺一人なった!!!絶対無理!!マジやられそう!殺られそう!!でもこいつゆうたら金欲しいだけやろ!!でも絶対払わん!クソインド人!!!お前には天罰が下れ!今すぐなんか雷とか落ちろ!!あーーーーーーでもめっちゃキレてますやん!!なんかすんません!!!あーーー怖いーーーー!!!!)

 

 

まだ言い合いが続く俺についにやつは

 

「You want?」

 

とか言いながら

 

鉄パイプ持ち出しました。

 

 

あっこれはやばい。死ぬかも。

 

 

やばいと思ったけど

 

こいつ実際殴る気はないような気する。

 

めっちゃ怖いけどなんかまだいけるような気して強がった。

 

 

(あれ?なんか怖いけど鉄パイプはなんか怖くない。あれ?もしかして俺成長してる?これか!戦いの中で潜在能力が目覚めるってゆうのは!!よし!!この調子でその鉄パイプをどうにかしてやろう!!俺のスタンドォォォーーーー!!!!!!鉄パイプを重くしろぉぉぉーーー!!!!!へし折れろお前の右腕ぇぇぇーーーーー!!!!!!!!)

 

 

強がったけど無理でした。

 

 

精神ボロボロでした。

 

俺が金払わないことにはバス出発しません。

 

かれこれ1時間ぐらいバトってる。

 

 

金払うことを決意。

 

 

でも800ルピーはバカらしいのでこの状況下に置いて値切りました。

 

浪速の魂。

 

 

400ルピーまで値切れたので金を渡してバトル終了。

 

 

マジビビった。

 

それからもビビりまくり。

 

そいつらが早くバスから降りへんかって祈ってた。

 

怖すぎた。

 

 

誰もおらんかったバスにネパール人の男の子二人が俺の後ろに座った。

 

 

その人らにもクソインド人は何かゆって降りていった。

 

 

エクスプレスじゃないってバレバレやのにまだ隠そうとしてるんかも。

 

とりあえず降りてくれてよかった。

 

でもまだ先で待ち構えてるんかも。

 

運転手にもなんか俺のこと指指しながらゆってたし。

 

こわい。

 

何回も後ろ確認してインド人が乗ってないか調べた。

 

最終的に何人ものインド人が乗ってきて満席。

 

耐えた・・・。

 

やっと安心できたような気する。

 

 

でもまだビビりまくる俺。

 

果たしてこれがバラナシに着くのか。

 

必死で周りの人に確認した。

 

そんな俺を見て運転手は今までのことを近くの席のインド人に説明してたみたい。

 

ほんならみんな優しくて

 

「これはちゃんとバラナシ行くから大丈夫。」

 

とかゆってくれた。

 

後ろに座ってたネパール人の子らとかマジで優しくて

 

「何があった?何盗られた?インドは危ないから気つけて!次何かあったらすぐ俺らに言って!!!」

 

ネパール出てからもネパーリーの優しさに触れました。

 

 

 

 

そんなこんなでバスは夜9時に着き、今は平和な暮らしをしています。

 

一人旅かなり危険。

 

でもパスポートとか盗られへんかっただけよかったかなーー。

 

 

マジ終わってるインド人ムカつきすぎて、頭の中のデスノートに名前書いたったりもしたけど

 

そこまでして金がいるこの国自体アカンのかなーとか思いました。

 

金盗ろうとするあいつらが悪いねんけど。

 

金が力を持ちすぎてる国も悪いような気もしました。

 

 

 

精神的にマジでしんどかったときに声かけてくれる優しさ。

 

本気で助かった。

 

その優しさにも気付けたので400ルピーぐらい安いもんよ!!!!

 

 

 

とりあえず無事でよかった!!!!!

 

今では笑い話!!!!ぐへへ!!!!

 

 

インドのバラナシは平和。

 

ガンジス河に癒されながら生活します。

 

 

 

俺、生きてます。


35歳の自分より
ナイスファイト。この一言に尽きます。これは世界一周の中で最も語れる武勇伝です。よくノコノコとインド人について行きましたね。ズタボロやのに夜には寝たにしている切り替えも素晴らしいです。120点。
以上です。